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K5 ART DESIGN OFFICEの代表甲高美徳による不定期・徒然日記。
第三企画室がおもしろい。
面白い小説を読んでいる。
日経ビジネスオンラインに連載されている
阿川 大樹作「第三企画室、出動すーボスはテスタ・ロッサ」。

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大日本鉄鋼株式会社という架空の老舗製鉄会社を舞台に、現在の時流にあがないながら立て直そうとする社員を描いた作品だ。取り扱っている内容は固めだが、文章は親しみやすく非常に読みやすい。ウェブ上での公開だが、読み疲れることはない。現在もなお連載中で、更新が楽しみになっている。

第1話はコチラから
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090507/193982/

作家の見る日本の現状や、突破口のヒントも端々に出てくるので、これも為になる。

是非!
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マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
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マンガ版ということで、元本があります。
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?27万部突破!会計本のベストセラーだそうです。本当だとするとずいぶん売れたなー、どれどれ、という感じで軽い気持ちで購入しました。
あらすじはこんな感じ。
父親の遺言によりアパレル会社「ハンナ」社長に就任した由紀。ところが、父親から引き継いだ会社は、借金まみれ。これを謎のコンサルタント安曇教授と一緒に経営(会計)を学び再生するストーリー。

一応、会計本というふれこみですが、会計の詳細には踏み込まない内容です。しかし、会計の意味や概念を学べ、経営者の細部への気配りの重要さにはっとさせられました。
内容関係なくこの本を通して学んだことは、
1.「できるだけ早く換金すること」
2.「人(社員)って本当に大事」
1に関しては、バイク王のビジネスモデルを参考にするとよくわかります。バイク王は買い取ったバイクをできるだけ早くオークションに出品し換金します。そのため大きな倉庫をもったり不良在庫を抱える必要がありません。この流れをつくることでその場で現金支払いなどができる訳です。「媒介」としては非常に優れていると感じますし、実際に売り上げを伸ばしているのではないでしょうか。どの事業所も末締め翌末払いなど主に1ヶ月の空白期間があるのですが、これが負に働くことは多いのでは。できるだけ早く換金するという心得は、私たちにも必要です。そのために無駄を省くということも。
2は、最近つくづく感じてます。全ては人です。人が先にきます。お金は後からついてくる。
一番、K5に必要なことですね(苦笑)。将来のビジョンをどう伝えていくか。
漫画内ではひとつに集約し、強い木絆を構築する様(過程)が描かれていましたが、本当はすごく難しいことです。簡単にできたらみんなハッピーになっていると思います。
先日読んだZAGではないですが、どう特色を出して、他の人にできないことを成し遂げ、社会に貢献し生きていくかを考えることはこの人間社会で生きていく中ではずっと終わることのない問題(テーマ)なのかもしれません。

と、いろいろ考えてしまう今日この頃です。
ザグをさがせ。
ザクとは違うのだよ!ザクとは!!by ランバラル
のザクではありません。

ザグです。ZAG!!

「ザクを探せ! 最強のブランドをつくるために」
マーティ・ニューマイヤー著 千葉敏生 訳
実務教育出版2009.9.30
1400円+税 

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※地域の書店のためにアマゾンへのリンクは貼りませぬ。興味のある方はお近くの書店で購入下さい。

表紙のデザインに惹かれて書店で手にとりました。
シンプルで強い良書です。ジグとザグのどの辺に着地するかは、その人のさじ加減というかバランスというかに寄りますが、それでも説得力のある内容にはっとさせられました。
最近、地域振興系の書籍を呼んでいますが、そのどれよりもタメになりました。

内容をかいつまむとブランディングに関する本です。
薄利多売ではなく、「他にはない価値をどう創り、どう伝えるか」というブランディングの本ですね。広告関係者やデザイナー、プランナーのみならず個店舗のオーナーや商店街のみなさんにも読んで欲しいなぁ。
ブレイクスルーできるアイデアが書いてあります。まぁ内容的に分かっている人はたくさんいると思うけれど、シンプルで強い文章にやられます。訳も絶妙です。
因みに、アレンジは多いに必要ですが、今年の講義にも応用できたらと思っています。

ユニクロ思考術
最近、読書。
忙しいといつも読書なのです(映画も結構観ます)。
いろんなヒントをもらっています。
読書は、本当に創造(想像)の扉。読書嫌いっている人がいれば、かなり損していると思いますよ。
読書、オススメです。

で、最近買った本。初版10/15、二刷が10/25だから結構売れているみたい。
「ユニクロ思考術」

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ユニクロに関わる(関わった)様々な人のインタビューを元に、多角的に見たユニクロが書かれている。大分前から興味を持ってチェックしていたユニクロ。NY ソーホーに進出したのが2006年。衝撃的なフラッグシップショップのオープンからもう3年経ったけれど、未だに色あせないそのクリエイティビティには本当に驚かされる。それどころか仕掛け具合がいっつも絶妙。遅ればせながらヒートテックにはまってます。

この書籍を通して、ユニクロの表だけでなく裏側を知ることができたような気がしてます。
全然足下にも及ばない。
規模も目指すところも全然違うけれど、共感できる事柄はたくさんある。そしてためになります。
何故、快進撃なのか、魅力があるのかわかる。
というわけで、1着でもユニクロの服を持っている人であれば読んで損はないと思います。

追伸:本当のキャリアという感覚を改めて感じた次第。自分なんてまだまだ。だけど、自分にしかできないフィールドを切り開いていかねば。ね。
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