K5 ART DESIGN OFFICEの代表甲高美徳による不定期・徒然日記。
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b勉強の会
ブラックバード(以下bb)が主催する「b勉強の会」が2010年2月9日開催されました。
デザイナーをはじめ、工芸に携わる人、街の有識者など様々な人が来場してました。
すごい注目率。bbの求心力の凄さを実感。
見習わなくては。

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前半はbbのオーナーシェフ沼田さんと日野明子さんのトーク形式でのレクチャー。
日野さん的「物産」の定義から始まり、物産を取り巻く環境、全国、茨城の現状、問屋の役割など、短い中にも深く考えさせられる情報がたくさんあり、非常にためになりました。お客様からの補足説明も有り、より深みが出ていた感じです。
気になった内容は…

●物産とは
その土地の人がその土地の素材を使って作るもの。→土地の匂い、特徴が現れる。
土産品ではなくて、生活必需品。

●良い産地に共通する事項
1.誇りを持って作っている。 2.制作者のその土地への愛情の深さが感じられる 3.共感できる仲間(ネットワーク)がいる。

●現在、各地で世代交代がおこっている。→過去の価値観にとらわれない新しい流れ

その土地を背景に作られるプロダクト。そこに介在する“人”の痕跡。
機械的なシステムでは図れない魅力がそこにはある様です。
日野さんからは、いわゆる表層デザインに関する批判的なコメントも多々ありましたが、根っこの部分をきちんと理解しないで臨めば、そういった行き違いもでるのでしょう…。押し出し感の強い最先端(見た目重視)のデザイン、機能重視のしっくりデザイン。どちらがいいのかはケースバイケースでしょうが、普段使い、そして生活の中に深く浸透する物産というカテゴリーの中では後者の方がいいのでは、という私なりの結論です。
どちらを選ぶかは、その人の生活スタイルもあって、正解はないですが。
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後半は、辻徹さんを迎えて、茨城の漆のこと、そして新しい茨城の物産「八溝塗」のプロジェクトについてのレクチャー。茨城県の常陸大宮、大子エリアは日本でも有数の“うるし”の産地なのだそうです。しかも質が高いそう。
これらの漆は地元では消費されず、京都や飛騨高山といった他の漆物産の産地へ原料として供給されているのが現状。また一方で、うるしを生産する後継者不足の問題もあるそうです。
辻さんは現在、漆かきの後継者を育てながら、地元の良質なうるしを使ったプロダクトを世の中に出していくプロジェクトを進行中。6~10月はうるしを生産し、11~5月には漆器を制作するという循環型の後継者育成。そこまできちんと実行していることの凄さを感じさせる内容でした。
この「八溝塗」のプロジェクトは、6/1に季器楽座で発表会を行うとのこと。
気になる人はチェックしてみてください。


程よい深さと長さでレクチャーは終了。その後は懇親会へ。
つながっている人が多いせいか話も盛り上がり気味。でも、「水戸をなんとかせねば!」とか「水戸から新しい物産を!」とかシビアでヤボな話は出ず、どちらかといえば、今聞いた話をどう消化して、自分なりに昇華するかみたいな雰囲気でした。
私と言えば、磯蔵の稲里を飲みながら、加藤建築事務所の加藤さんと話し込んでしまいました。そして、日野さんの著書をサイン入りでゲット! 熟読いたします!!

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最後はみんなで記念撮影。(photo by 青山くん+ゆうちゃん;オツカレ)
とてもなごやかで素敵な会でした。主催のbbのみなさま、本当にお疲れさまです。フグのリゾットも最高でした!!


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